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Photo Mechanic アーカイブ

2008年03月20日

Photo Mechanic を教えられる

東京在住の友人の写真家氏から「アメリカ製のソフトで Photo Mechanic というソフトがあるんだけどどう思う?」と相談される。ホントに「どう思う?」と聞かれたわけではないが、ニュアンスとしてはそんな感じ。氏とは結構長い付き合いなので、意図することはおおよそ想像できる。

撮影機材がデジタルに変わったお陰で写真家の仕事は以前より格段に増えたと氏は言う。デジタルのお陰で材料費が掛からない分、カット当たりの撮影枚数も以前とは比較にならないほど多い。撮影データを持ち帰ってオフィスの Mac に移して選別を行うのだけど、氏が満足する速度で Raw データを表示できるブラウザソフトは日本国内ではなかなか見つからない。Windows 版ならいろいろ選択肢はあるけれど、Mac 版となると選択肢は限られる。そんなストレスを抱えた氏が海外製ソフトまで視野を広げて見出したのが Photo Mechanic。氏の言葉を借りるなら「Mac 版の写真ブラウザソフトでは最速」らしい。日本国内でも僅かながら使っている写真家がいるようだ。Raw データの現像に時間が掛かる分、写真の選別はできるだけ早く作業したい。現代のデジタルカメラマンの切実な要求が感じられるな。

開発元はオレゴン州にある Camera Bits という会社。現在デモ版を試用している氏は正式版の購入を検討しているというが、開発元に関する情報が少ないのでいまいち購入に不安がある。そこでざっくばらんに僕に相談してみたというわけ。早速開発元のサイトを見てみると Windows 版の体験版もある。早速ダウンロードして試してみよう。

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2008年03月21日

Photo Mechanic を試す (1)

Photo Mechanic を試してみる。開発元の Camera Bits のサイトでは試用期限20日間の試用版が公開されている。Windows 版と Mac 版の両方が利用可能だけど、とりあえず Windows 版のみダウンロードして試用してみよう。友人の写真家氏は Mac 使いだから、僕が氏の相談に乗れるようになるためには Mac 版を使った方が良いんだろうけどな。そのうち Mac 版も試してみる時が来るだろう。

プログラムはサイトから自由にダウンロードできるが、試用するには開発元から発行されたパスワード(デモコード)が必要になる。ダウンロードしたプログラムのインストールは正常に行われるのだけど、実行するとデモコード(正規に購入した場合にはライセンス情報)を入力するように促される。デモコードは開発元のサイトに用意されているフォームに 1) Mac 版か Windows 版か 2) 名前 3) メールアドレス を入力して申し込めば、自動メールで即座に返信されてくる仕組みになっている。

デモコードを取得したら、プログラムを起動して最初の画面で入力。これで20日間の試用版として Photo Mechanic を利用できるようになる。

2008年03月22日

Photo Mechanic を試す (2)

体験版を使って Photo Mechanic の機能を試してみる。Photo Mechanic は写真ブラウザなので写真表示の機能しか無い。すなわち、フォトレタッチや Raw 現像の機能は一切搭載されていない。その点が Photoshop CS3 等のレタッチソフトや Lightroom や Aperture 等の現像ソフトと大きく違う点である。レタッチや現像などの処理を行いたければ外部ソフトを予め登録しておき、Photo Mechanic から写真のファイル名を引き渡して外部ソフトを起動することもできる。

まずはハードディスクに保存されているコンパクトデジカメで撮ったスナップ写真を Photo Mechanic で表示してみる。2848 x 2136 の JPEG ファイル群だけど、そもそも Windows の標準ソフトでも表示速度にストレスを感じていないので、Photo Mechanic で表示してみたところでそのメリットは何も感じない。もちろん表示は速くて快適だけど、「Photo Mechanic じゃなくちゃ」と思うほどのことは無い。違いが出るのは Raw データの表示なんだろうな。

2008年03月23日

Photo Mechanic を試す (3)

テスト用に友人の写真家氏から Raw データを提供してもらう。撮影機材は Canon EOS-1Ds Mark III でサイズは 2784 x 1856、ファイルサイズは1枚13MB程度になる。メールで送るにはサイズが大きいので、無料のファイル転送サービスを使って4枚ほど送ってもらう。もちろん Photo Mechanic では正常に表示されたが、やっぱり4枚ぐらいでは表示速度うんぬんを評価するには少なすぎる。

まあ氏のような写真現場の真っ只中に居る人が Photo Mechanic の性能を高く評価しているわけだから、いまさら僕のような素人がそれを再確認する必要も無いか。ということで、表示速度はさておいて、Photo Mechanic のメニューに用意されている機能をいじってみたり、ヘルプやマニュアルなどの付属ドキュメントを読み漁ってみる。マニュアルは社外のプロカメラマンが執筆協力しているようで、コンピュータ的というよりも写真的な観点でかかれているような感じに見受けられる。きっとソフト開発している人たちも写真寄りの人たちなのだろう。

2008年03月24日

Photo Mechanic は日本で売られていないのか

友人の写真家氏によるとPhoto Mechanic は以前は日本でも入手できたらしいが、現在はアメリカの開発元からの直接購入しか入手手段が無いとのこと。以前はメディアメーカーの Lexar の日本法人が Photo Mechanic を日本国内で販売していた模様。ネットを検索してみると Lexar 日本法人によるプレスリリースが見つかった。発信日付は 2004/2/12 である。

このプレスリリースによると「Laxar が Photo Mechanic の独占販売権を取得した」とある。販売エリアが書かれていないが、全世界における独占販売権を取得したということなのかな。もしそうだとしたら「なんだかなぁ」という気もしないことも無いが。いくら大手メーカーだからと言って1社に全世界の販売権を、それも独占販売権を与えるというのはいかがなものかなと、まあ内部事情は知らないけど僕なんかは思ってしまう。別に資本関係があるわけでもあるまいし。まあ余計なお世話か。

現時点の Lexar 日本法人のウェブサイトを見てみると Photo Mechanic は取り扱っていないように見える。もし独占販売権が解消されているとしたら、改めてプレスリリースが出ているのではないかと探してみたのだけど見つからず。探し方が悪いのか。それとも現時点で Photo Mechanic は日本では売られていないのか。

2008年03月25日

Photo Mechanic 開発元に問い合わせる

友人の写真家氏とは割と頻繁に Skype で雑談するけど、最近の話題はもっぱら Photo Mechanic。体験版を使い続けてきた氏は正式版を買うことにしたというけど、やっぱり職業写真家の常用ツールとして使うのにはサポートと言語の問題が気になるらしい。

サポートについては言うに及ばず。やっぱり日本国内にサポート拠点があるに越したことは無い。言語に関しては、最近はほぼ全ての常用アプリが日本語化されているので、Photo Mechanic だけ英語ソフトというのは妙にかったるいというか気になる模様。氏自身は写真留学や海外撮影旅行など非日本語圏での生活体験も豊富なので、不自由するということは無いのだろうけど、まあ自分の常用環境作りにおける美学というところか。

氏と Skype で延々と雑談しながら Photo Mechanic 開発元のサイトを眺めていたら、問い合わせ先のメールアドレスのリンクを発見。知りたいことは開発元に聞くに限るということで、その場で氏の疑問点をメールにしたためて送信しておく。いつ返事が来るかな。

2008年03月26日

Photo Mechanic 開発元から返事をもらう

昨日のエントリに書いた問い合わせメールだけど、送信したのが平日の日中だったせいか数時間以内で返事が来た。こちらからの質問とそれに対する回答はざっと以下の通り。

1. 日本では誰が販売しているの?
以前は Lexar に販売を委ねていたが現在は関係解消。日本からもオンラインで注文して欲しい。CD の郵送を希望するなら $25 追加して。

2. 日本語版のリリース予定は無いの?
将来は英語版以外もリリースしたいという計画はあるけど、なにぶん小さい会社なので手が回らないのが現状。

日本語版に関する回答は、言い換えれば「当面は日本語化の予定はありません」ということだろうな。まあ僕が考えてみても、日本語化したところでペイするとは思えないし。というか、この会社は Photo Mechanic の開発と販売だけで成り立っているんじゃないかもね。あくまで個人的な想像だけど。とりあえず迅速な回答のお礼がてら「日本語化を渇望しているユーザも少なからず居るんで、機会あれば日本語版リリースも検討してもらえると嬉しい。僕は日本人ネイティブだけどカリフォルニア在住で、日本在住の友人のプロ写真家をサポートしている立場だけどね」と返信をしておく。

2008年03月27日

Photo Mechanic の日本語化を試す

友人の写真家氏が「やっぱり Photo Mechanic の日本語版が欲しいなぁ」と漏らすので、Mac 版のデモ版をダウンロードしてきて日本語化を試してみた。とりあえずメニューメニューだけ日本語化してみると以下のようになる。国際化に関してはマナーが悪いソフトではないようで、ある程度は正攻法で日本語化できそうな感じ。でもやっぱり一部のメッセージは正攻法では日本語化できずに残りそうだな。

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正直言うと、こういうのはライセンス契約に違反する行為ととられるかもしれないな。ライセンス契約を見直すと「改ざん、翻訳、解析、逆コンパイル、逆アセンブルの行為はしていけない」とある。実は先日開発元へメールを返信した際に、ちょっとした茶目っ気のつもりで一部メニューを日本語化した画面キャプチャを添付してみたのだけど、それに対して開発元からクレームが無かったのでこうしてブログにも書いてみた。開発元の利益を損なうことも無いだろうしそのつもりも全く無い。あくまで僕の個人的興味の範疇でやっているだけ。もし開発元からクレームがあれば即中止してブログからも削除しないとな。

2008年05月04日

Photo Mechanic を日本語化する

先日購入して以来いろいろいじくりまくっている Photo Mechanic だけど、個人的興味で日本語化を試みてみたところ、ソフトがインターナショナライゼーションを考慮して非常にマナー良く作られているお陰で、メインメニューとダイアログに関してはほぼ日本語化できてしまった。日本語化作業の過程で全てのダイアログとメメインメニュー項目に目を通すことでソフトの機能はほぼ理解できたかなという感じ。もっと時間を掛ければほとんどのメッセージは日本語化できそうだけど、「このソフトに対する理解を深める」という僕の目的は達成できたので、とりあえず日本語化はこれにて終了。

機能的には Photo Mechanic は単なる写真のブラウジングソフトだけど、写真撮影の現場のフィードバックが物凄く反映されていて「痒いところに手が届く」ソフトに仕上がっているなぁというのが僕の印象。道具のように使えるソフトっていうのは単に機能が豊富なら良いってもんじゃないんだよなぁと、Photo Mechanic はソフトの設計思想の基本を考え直させてくれるようなソフトだよなと思う。使い手を選ぶっていうか、ニーズがマッチしたユーザには凄い威力を発揮しそうな感じがする。

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