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PDA アーカイブ

2007年12月09日

Pocket PC は結構高かった

友人から要請があった業務システムのアイデアを練るべく調査勉強中。ネットで既製システムの情報を調べたり、デモ版ソフトがあればダウンロードしてみたり、などなど。

そのシステムではハンディ端末を使った情報入力が必要になるのだけど、世間で見かけるハンディ端末というのは業務用で高価であるのに加えて、製造メーカーもハード単体で売るよりもシステム売りした方が実入りが良いことを知っているのでハードだけ入手するのは不可能に近そう。丈夫で強くて耐久性もあって使い勝手も良く考えられているので、是非入手していじくりまわしてみたいのだけど無理っぽい。

仕方なく代替案として Pocket PC に代表される PDA 端末でカスタムソフトを動かす方法を思案中。OS は Windows ベースで Visual Studio 2005 で開発できるらしい。.NET を勉強するにもいい機会かもしれない。とりあえず1台買ってみようかと大手販売店のサイトを覗いてみるが、現行機種のミドルクラスの端末で400ドル以上と実に高価。もう少し出せば普通のノートパソコンが買えてしまう値段だ。正直もっと安いかと思ってた。小さく作られているから逆に高いともいえるのかもしれないけど。何れにしても遊びで使うには高い買い物のように思えるな。

そんなことを思いながら eBay で中古品を漁る今日この頃。

2007年12月14日

中古 PDA を購入する

eBay で中古 PDA を物色中なのは 先日書いた 通りだけど、遂に PDA を購入するに至る。

購入したのは HP 製の iPAQ hx2945b という Windows Mobile ベースの PDA。中古完動品で付属品も全て揃って見栄えも綺麗という触れ込みだったので、高値での落札を予想して当初は完全にスルーするつもりでいた。だけど終了時刻が他の出品とは異なる午前9時過ぎという時間帯だったのに望みをかけてウォッチし続け、最終的に $172.50 + 送料 $12 というお得値段で落札に成功。PayPal で決済して先日受け取ったばかりである。

開梱して電源を入れるとプリインストールされている Windows Mobile 5.0 (英語版)が動き出す。僕は PDA を使った経験がほとんど無く、タッチパネルのセンシティビティに不安があったのだけど、ペンタッチはもちろん、指で直接パネルを触っても鈍さを感じない程度の感度はありそう。次のステップとして開発環境を用意して何かソフトを作ってみようか思う。

DSCF2545.jpg

2007年12月15日

PDA 用ソフト開発環境をセットアップする

先日購入した PDA 用にソフト開発環境をセットアップする。その前に一般的な予備知識をインプットしておかないとな。

組み込みデバイス向け Windows には2種類ある。1つは Microsoft Windows XP Embedded で、Windows XP Professional の全ての機能が1万個以上のコンポーネントに分割されており、必要なコンポーネントを組み合わせて独自仕様の Windows XP デバイスが作成できるというもの。もう1つは Microsoft Windows CE 5.0 で、これは Windows XP ベースではなく、機能が全てコンポーネントで構成されているというもの。コンポーネントの組み合わせでフットプリントの小さな OS を作成できるらしい。今回購入した PDA の OS である Windows Mobile 5.0 は後者の Windows CE 5.0 の系列ということになる。

現時点で Microsoft が提供する最新の開発環境は Visual Studio 2005 である。ただし Express エディションでは Windows CE アプリの開発はサポートされていないとのこと。また、Standard エディションではリモートデバッグがサポートされていないらしい。VS2005 以前では、Visual Studio .NET 2003 でマネージドコードアプリ開発、eMbedded Visual C++ でネイティブコードアプリ開発というように環境が分離されていたが、VS2005 で両者が統合されて同一の開発環境でマネージドコード/ネイティブコードアプリが開発できるようになったとのこと。

参考: VS2005の組み込み開発機能オーバービュー - @IT MONOist
http://monoist.atmarkit.co.jp/fembedded/special/01vs2005/vs2005a.html

現状僕の仕事では x86系の Windows アプリ(ネイティブコードアプリ)開発がメインであり、関係先と開発環境を合わすために Visual Studio .NET 2003 を常用している。幸い手元に以前のプロジェクトで必要になって調達した VS2005 があったのでインストール。VS2005 には Windows CE 系の開発環境も搭載済みなので、Pocket PC 2003 エミュレータを使って簡単なサンプルソフトを動かしてみる。

VS2005 の[ファイル]-[新規作成]-[プロジェクト...]メニューを選択。表示された [新しいプロジェクト]ダイアログボックスにおいて、[プロジェクトの種類]で [Visual C#]-[スマートデバイス]-[Pocket PC 2003]を選択し、[テンプレート]で[デバイス アプリケーション (1.0)]を選択。規定の[プロジェクト名]のまま[OK]ボタンをクリックすると、プログラムの雛形が作成される。テンプレートの (1.0) という記述は、それが .NET Compact Framework 1.x 上で動作するアプリであることを示す。(1.0) が付かないテンプレートは .NET Compact Framework 2.0 で動作するとのこと。

vs2005-01.jpg

このままプログラムをビルドして実行しようとすると、実行環境を選択するために以下のダイアログボックスが表示される。手元には Pocket PC 2003 デバイスの実機が無いので、[Pocket PC 2003 SE エミュレータ]を選択。[配置]ボタンをクリックするとエミュレータの画面が表示され、作成したプログラムが実行される。

vs2005-02.jpg vs2005-03.jpg vs2005-04.jpg

参考: VS2005によるWindows CEアプリケーション開発 - @IT MONOist
http://monoist.atmarkit.co.jp/fembedded/special/02vs2005/vs2005a.html

最初の一歩は無事完了。

2007年12月16日

Windows Mobile 5 SDK をインストールする

Visual Studio 2005 (VS2005) には Pocket PC 2003 用ソフト開発環境が同梱されているが、僕が入手した PDA は HP 製 iPAQ hx2945b は Windows Mobile 5.0 ベースなので、VS2005 に Windows Mobile 5.0 用の開発環境を追加する。

その手順に関しては以下のサイトが参考になる。
参考: Windows Mobile 5.0 PocketPC - ディベロッパー製品開発統括部 Blog
http://www.exconn.net/Blogs/team01/archive/2005/11/02/4476.aspx
参考: .Net Compact Framework 2.0メモ - ん・ぱか工房
http://www.saturn.dti.ne.jp/~npaka/dotnet/index.html

僕の手順は以下の通り:

1. ActiveSync 4.5 をインストール。
2. デバイスに .NET Compact Framework 2.0 がインストールされていなければインストール
3. Windows Mobile 5.0 SDK for Pocket PC (英語版)をインストール
4. Windows Mobile 5.0 Pocket PC Emulator Images (日本語版)をインストール

ダウンロードには使用している Windows が正規版かどうか確認する手順を踏む必要があるが、ウェブページに詳細な手順が記載されているのでそれに従えば良い。ダウンロードやインストールに若干時間掛かるものの問題なくインストールは完了。

2007年12月17日

Windows Mobile 5 サンプルアプリを作ってみる

Visual Studio 2005(以下VS2005)に追加インストールした Windows Mobile 5.0 用の開発環境の確認も兼ねて、簡単なサンプルを作って動かしてみる。

VS2005 を起動し、[ファイル]-[新規作成]-[プロジェクト...]メニューを選択する。すると[新しいプロジェクト]ダイアログボックスが表示されるので、[プロジェクトの種類]で[Visual C#]-[スマート デバイス]-[Windows Mobile 5.0 Pocket PC]を選択し、[テンプレート]で[デバイス アプリケーション (1.0)]を選択。Windows Mobile 5.0 Pocket PC は SDK をインストールしたことで追加されているはず。

vs2005-11.jpg

適当な[プロジェクト名]を入力して[OK]ボタンをクリックすると、新しいプロジェクトが作成される。

vs2005-12.jpg

プロジェクトをビルドして実行しようとすると、[<プロジェクト名>の配置]ダイアログボックスが表示される。[デバイス]で[Windows Mobile 5.0 Pocket PC Emulator]を選択して[配置]ボタンをクリック(日本語アプリの場合は[JPN Windows Mobile 5.0 Pocket PC Emulator]を選択するべきだろう)。するとエミュレータ画面が表示されてプログラムが実行される。実行までに若干時間が掛かるのはエミュレータの起動に要する時間なのか。

vs2005-13.jpg vs2005-14.jpg vs2005-15.jpg

エミュレータが動いて Windows Mobile 5.0 アプリが動作することを無事確認。さてこれから PDA 向けアプリ開発を勉強していくわけだけど、やっぱり .NET Compact Framework の恩恵を受け、かつ昨今のトレンドも考え含めれば、開発するアプリはマネージドコードアプリといううことになるだろう。これまで C++ での開発が多かった僕にしてみれば C# が馴染みやすいかな。というわけで、これから C#.NET での開発に関して勉強していくことにしよう。

2007年12月28日

ActiveSync をセットアップする

先日購入した PDA であるが、購入以降 PC 側での開発環境設定に時間を食ってばかりで、PDA 自体にはほとんど触っていない。というか、いまだに箱に入った状態だったりする。とりあえずこれから使い始めるための第一歩として、ActiveSync を使って PDA と Windows マシンの間でデータ同期ができるように設定しておこう。

1. クレイドル(cradle)に AC アダプタを接続し、クレイドルからの USB ケーブルを Windows マシンに接続する。
2. Windows マシンには先日 ActiveSync 4.5 をインストール済みなので、いきなりクレイドルに PDA を接続する。
3. 同期セットアップウィザードが起動されるので、[次へ]ボタンをクリックして進む。
activesync01.jpg
4. 同期オプションで PDA と同期する情報を PC から選択する。
activesync02.jpg
PDA は開発テスト用なので Outlook を使ったり音楽プレイヤを使う予定は無し。故に[ファイル]のみ選択。
activesync03.jpg
5. [次へ]ボタンをクリックして進む。
activesync04.jpg
6. [完了]ボタンをクリックして同期セットアップウィザードを終了する。

同期セットアップウィザードを終了すると Microsoft ActiveSync のウィンドウが表示される。
activesync05.jpg
ツールバーの[エクスプローラ]をクリックすると、エクスプローラのウィンドウが表示される。
activesync06.jpg
このウィンドウを使ってファイルのコピーを行えるということなのだろう。これで開発テストに必要なファイルは PDA へコピーできるようになったということか。もっといろいろ制限があるのかなと予想したのだけど、思ったより簡単で便利そう。

2007年12月31日

Pocket PC という呼び方が誤解を生む

PDA を触り始めて数週間が経ったが、実は困惑していることがある。

それは巷で使われている「Pocket PC」という呼び方である。僕が思うにこの呼び方はどうも誤解を生みやすい。僕は当初、Pocket PC というのはハードウェアを指す名称で、ソフトウェアは Windows CE とか Windows Mobile という名称で呼ばれるものだと思っていた。しかし PDA 用のフリーウェアを探していると Pocket PC 2003 用とか Windows Mobile 5 用という区別がある。おいおい、それは違うだろう。Pocket PC 用アプリケーションで括って、その中に Windows Mobile 2003 用とか Windows Mobile 5.0 用という区別があってしかるべきじゃないのか。Pocket PC という呼び名が何を指すのか、正直なところ未だにはっきりと理解できていない。大きな勘違いをして痛い目を見ないうちにちゃんと理解しておかないと、と思い、ネットを検索して的確な説明を探してみる。日本語版 Wikipedia の説明が僕には分かりやすかったので、以下自分なりの理解を備忘録として記しておく。

参考: Pocket PC - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Pocket_PC

マイクロソフトによる組み込み機器向け OS である Windows CE が動作する PDA プラットフォームを Pocket PC と呼ぶ。Windows CE には組み込み機器の種類によって、自動車用なら Windows Automotive、PDA 用なら Windows Mobile というように区別がある。従ってこれは、Windows Mobile が動作する PDA のことを Pocket PC と呼ぶと言い直しても良いのではないかと思う。しかし Pocket PC という呼び方は OS を指す場合もある。これが僕を混乱させている原因なのだけど、それはマイクロソフトが Windows CE ベースの PDA 向け OS を過去に以下のように命名していたという経緯による。

OS の正式名 OS の一般呼称
Microsoft Windows Powered Pocket PC Pocket PC
Microsoft Pocket PC 2002 Software Pocket PC 2002
Microsoft Windows Mobile 2003 Software for Pocket PC Pocket PC 2003
Microsoft Windows Mobile 2003 Second Edition Software for Pocket PC Pocket PC 2003 SE
Microsoft Windows Mobile 5.0 for Pocket PC Windows Mobile 5.0
Microsoft Windows Mobile 6 Classic Windows Mobile 6

ハードウェア Pocket PC 向けの Windows CE ベースの OS は、Windows Mobile 5.0 以前はそれ自身が Pocket PC うんぬんと呼ばれていたようである。それが現在も継承されて、ハードウェアを指して Pocket PC、またソフトウェアを指して Pocket PC と呼ばれているのだろう。製品名は正式名も略称も含めて系統的に付けていかないといけないよ、という反面教師のような話だな。

2008年01月02日

PDA の画面キャプチャを撮る

1222121936.jpgこのブログや自分用の備忘録を書くときに PDA のスクリーンキャプチャを添えたいと思うことが多いのだけど、どうすればスクリーンキャプチャが撮れるのか実は知らない。PDA に付属のマニュアル(PDF 形式)を見てみたのだけど、普通のパソコンの Print Screen キーのような標準的なスクリーンキャプチャ機能は見つからず。本当に機能が無いのかどうかは定かじゃない。皆どうやってスクリーンキャプチャを撮っているの?と思ってネットを検索してみると、フリーウェアを使っている人が多いみたい。ならばと、僕も倣ってフリーソフトをインストールしてみる。

選んだソフトは多くのサイトで紹介されていた nfshot2 というフリーウェア。作者のウェブサイト は顕在だけど、そのソフトの紹介ページは現時点では見つからず。そのソフトを紹介していたサイトの1つダウンロード先への直リンク があったので、そこからソフトをダウンロードさせてもらう。同梱の ReadMe によるとリリースは2000年と割と前なので、既に積極的な配布は中止してサポートも終了したのかもしれない。というのは僕の勝手な推測だけど。

以下インストール手順。

1. Windows マシン上でダウンロードしたアーカイブ(ZIP 形式)を解凍。
すると ARM、MIPS、SH3 用の各々の実行モジュールが得られる。

2. PDA に合ったモジュールを選び、ActiveSync を使って PDA の任意ディレクトリへコピー。
僕の場合は ARM 用モジュール(nfshot2-arm.exe)を[Program Files]フォルダに新たに[Nfshot2]フォルダを作成してコピーした。。

3. Start メニューに Nfshot2 のショートカットを追加する:
(1) File Explorer で nfshot2 をコピーしたフォルダへ移動し、実行モジュールを長タップして[Copy]メニューを選択。
(2) Windows\Start Menu へ移動し、空白場所を長タップして[Paste Shortcut]メニューを選択してショートカットを作成。[Shortcut to nfshot2-arm]という名前のショートカットが作成される。
(3) 作成されたショートカットを選択して[Menu]をクリック。[Rename]メニューを選択してショートカットの名前を Nfshot2 に変更しておく(その方がわかりやすいので)。

使い方は[Start]メニューから[Nfshot2]を選択すると5秒後に画面キャプチャの設定画面が表示されるので、キャプチャ画像の形式や保存先を指定して[画像保存]ボタンをクリックするだけ。だけど僕の PDA は Windows Mobile 5.0 英語版なので、日本語ソフトの画面は綺麗に文字化け。でもまあ紹介サイトの画面キャプチャを参考に設定して無事にキャプチャ成功。結構便利そう。作者に感謝。

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