iPhone アプリ開発環境は Apple が配布している iPhone SDK が標準。だけど世の中には、オープンソースの iPhone アプリ開発環境も存在する。iPhone Toolchain と呼ばれるパッケージがそれ。Toolchain とは「製品開発に使われるソフトウェアを集めたパッケージ」という意味があるらしい。その構成は ARM プロセッサ用コンパイラと標準ライブラリ群に加えて、iPhone 用フレームワークといったところだろう。
iPhone Toolchain を Windows に移植した winChain というパッケージもある。これを使えば本来 Mac 環境で行う iPhone アプリ開発を Windows マシンでも行えるのだろうか。興味深いのでちょっと試してみよう。
winChain
http://code.google.com/p/winchain/
まずは winChain のセットアップ。Toolchain 自体をインストールしてから、Windows 上の Unix シェル環境である Cygwin をインストールする。
1) 以下の2つのファイルをダウンロードする
preBuiltToolchain v1.0
http://www.megaupload.com/jp/?d=DB0O3YNK
(MEGAUPLOAD というファイル共有サイトからダウンロード)
winChain 1.0.1.zip
http://code.google.com/p/winchain/downloads/list
(公式サイトからダウンロード)
2) ダウンロードした preBuiltToolchain.rar を解凍する
WinRAR等のアーカイバを用意しておこう。
3) ダウンロードした winChain 1.0.1.zip を解凍する
4) winChain.exe を実行する

5) [Browse]ボタンをクリックして、preBuildToolchainを解凍したフォルダを指定する。
すると[Copy Toolchain Files into Place]ボタンが有効になる。
6) [Copy Toolchain Files into Place]ボタンをクリックする。
すると preBuildToolchain ファイル群が \cygwin フォルダへ移動される。
ソフトはハングアップしたような状態でディスクアクセスだけが激しく行われる(僕のマシンで3分間程度掛かった)。インストールが終わると以下のメッセージが表示される。

7) 次は cygwin をインストールするのだけど、winChain.exe の[Install Cygwin Environment]ボタンは有効にならないので(プログラムソースを見たら有効にならないような処理になっていた。理由は不明)、[X]アイコンをクリックして winChain.exe を終了する。
8) winChain のディレクトリの Resources/InstallCygwin.exe を実行する。
![]()
9) 画面の指示通りに進む。[Select Local Package Directory]はデフォルトが変わった名前のディレクトリなので、自分にとって分かり易いディレクトリに変更しておいた方がいいかも。
![]()
あと、ダウンロード先サーバーは自分のロケーションに近いものを選んでおいた方がいいかも。
![]()
残りの手順はデフォルトのまま進む。
10) ダウンロードが始まったら、あとは待つのみ。ダウンロード後にインストール処理が自動的に始まる。
![]()
11) インストールが完了すると、アイコンを登録するかどうか聞いてくる。
![]()
12) [完了]ボタンをクリックして完了する。
これで winChain のセットアップは一通り完了。次は実際にソフトを作成してみる。